19世紀の華麗な軽騎兵(ユサール)のコスチュームのドルマンとペリセについて1/6のフィギュアで解説します。
まずはナポレオン時代のフランス軍の宿敵、イギリス軍軽騎兵です。
軽騎兵の衣装のドルマンについて
軽騎兵はユサールと呼ばれ、その起源は1389年のコソボの戦いで敗北しハンガリーに逃れたセルビア人貴族が、ユサールの起源であるといわれています。
軽騎兵の存在しなかった西ヨーロッパでは、(ポーランドを除く国々の)軽騎兵であるユサールは略奪を行う野蛮な連中であるとされてきた(こうした認識はハンガリー騎兵だけでなく、東欧のコサック騎兵達や北欧のフィンランド人騎兵(ハッカペル)に対しても同じであった)。しかしこれらの軽騎兵は、軍隊においてすぐれた斥候であり、偵察や追撃、強襲に長けた軽快な騎兵だったのである。
そのため西ヨーロッパの各国でも次第に軽騎兵を傭兵に頼るのではなく、正規部隊として編成するようになっていった。フランスではルイ14世の治世の間に、ハンガリー騎兵を基にして初の軽騎兵隊が編成され、それ以降フランスの騎兵隊には必ず軽騎兵が含まれるようになった。
東方を起源とするユサールは、ヨーロッパの部隊において特徴的な服装をしていました。ドルマン(Dolman)と呼ばれる肋骨状の糸飾りのついたジャケット(肋骨服)を着て、その上にペリース(Pelisse)と呼ばれるジャケット風のマントを左肩にだけ掛けていた。頭にはカルパック帽と呼ばれる毛皮の丸帽子や、シャコー帽と呼ばれる円筒状の帽子を被り、湾曲した独特のサーベルを携帯していた。
これらユサールの独特な服装は、当時の東洋趣味と相まって、軍民問わず広く取り入れられるようになった。また異国風の優雅で華麗なユサールたちの衣装は、戦場で自身の存在を際立たせるだけでなく、女性たちの心を掴むのにも役立ったという。
中でもユサールたちがもっとも華やかに着飾ったのは、ナポレオン戦争の頃である。この当時もユサールは非常に優秀な騎兵であり、前方での敵との小競り合いや、偵察、追撃などに有効に使用された。
神出鬼没で情け容赦の無いユサールたちは、敵からは悪名高い存在でありました。とくにフランスの大陸軍の軽騎兵のコスチュームはその色どりや帽子のバリエーションの多さ、美しさでも群を抜いていました。
参照 ウキペディア ユサールより
第2次大戦ものが多い中で、このフィギュアのようなナポレオン戦争ものは希少で、手に入れるのも一苦労です。が外国から手に入れれた時の喜びはひとしおです。騎兵のフィギュアと一緒に馬具付きで馬の方も発売になるともっと嬉しいのですが、無いようです。このシリーズが続くことを祈らずにはいられません。では、また、手に入れ次第紹介させていただきます。
1/6のフィギュアのここが素晴らしい
皆さんがよくご存じのバービー人形の男の子版と思ってください。樹脂で出来た人形に小さな洋服を着せたものです。
はやく言えば着せかえ人形です。そしてこれらのフィギュアは関節を持っているのですが可動します。首や手足が曲りますのでいろいろなポーズを楽しむことが出来ます。
1960年代前半にアメリカで発売されました。1959年にマテル社より発売されたバービー人形がヒントになっています。
日本には当時は高級な輸入玩具で子どもの頃は梅田の阪急百貨店で見るだけと言う物でした。(当時は小学生の低学年)7歳上の兄が持っていたので良く借りて遊んだ記憶があります。
その後、1966年にイギリスでアクションマンとしてライセンス生産され、日本でも輸入され当時TV放映されていた『コンバット』と言う第2次世界大戦のヨーロッパがモチーフの戦争アクションドラマがブームだった事と相まって人気商品になりました。
早いもので50年以上の歳月が流れましたが、世界中で兵隊からアニメ、映画のキャラクターまで沢山の1/6フィギュアが世に出ています。
僕はもっぱら鑑賞用です。いつ見ても子供のころを思い出します。昔と違ってフィギュアの出来具合いと衣装は抜群に良くなっています。その分、良い物は値段も立派になって来ています。
コメント
ついに5000超えましたか。
凄い数になってきましたね。
それにしてもよくできたフィギャーです。