賃貸マンションオーナーの方で所有する物件のお風呂の壁がこんな風になっているのを見かけた方は要注意です。壁の下の方にニキビの様な浮きが出て来たら中が腐食しています。この状態は鋼板自体に腐食が起こり表面の塩ビシートを押し上げているからです。今回はその傷んだ壁のリフォーム時期について書いてみます。
サビの出たユニットバスの壁の風呂リフォーム
注 塩ビ鋼板とは、原板に溶融亜鉛めっき鋼板等の表面処理鋼板を使用し鋼板の強靭さと優れた加工性に加え、表面に耐久性、加工性、デザイン性、印刷性、接着性、耐薬品性、難燃性・自己消炎性、耐摩耗性、電気絶縁性、経済性等を併せ持つ塩ビ加工を施したものです。
放置すると広がりベースの鋼板に穴があいてしまいます。(大きくなり補修出来ない場合は入れ替えるしか方法は無くなります。)
でも初期の段階や少しくらい穴が空いた状態でも浴室コーティングというお風呂リフォームなら塩ビをめくって鋼板のサビ処理を施し上から幅木の要領でFRPの板を当てれば完了です。
この施工例ですと左側の壁と床の取り合いに錆びに依る浮きが見られます。(上記拡大図参照)
浴槽を動かしてみると
先ほどの話に戻りますがサビ処理を施してFRPの板を当てて補修は完了では無く、この後にアクリルウレタン樹脂でコーティングします。
これで浴室内の汚れやくすみ、またサビ処理をしたところの防水も完了となります。
ほとんど解らないと思います。この浮きが出て来たくらいのタイミングですと補修費用もお安く10年以上はリプロのコーティングと共にユニットバスも長持ちします。
浴槽のくすみや劣化もこの通りです。
最後にお風呂リフォーム後を
お風呂も人間と同じです。病気の兆候が見えたらすぐに医者にかかるべきです。放置すると外科手術(高価な補修)か死んでしまいます。(最悪の場合は高価なユニットバスの入換えになります。)
次回は浴槽の割れの補修について書くつもりです。
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