Columbia8（コロンビアエイト）堺筋本町店のキーマカレー

大阪スパイスカレーの第２弾は堺筋本町Columbia8です。大阪スパイスの第二世代で2008年の創業以来、行列のできる名店です。

本来は北浜本店に行きたかったのですが、比較的並ばなくて済むように堺筋本町店に開店と同時に入りました。こだわり感を探ってみました。

11時の開店とほぼ同時でしたので店内は二人だけでした。カウンターに座り正面をみると、やはり！目に飛び込んできました、大きく書いてある食べ方のマニュアル。

知らない方やまだ行っていないあなたにColumbia8について触れてみますので参考にしてください。

Columbia8とは

大阪スパイスカレーといえばこのお店です。このお店の特徴は何と言ってもふんだんに使ったスパイスのブレンドのキーマカレーです。

大阪スパイスカレーの歴史を知りたい方はこちらを参考にしてください。

それと、ふんだんに盛られたスパイスカレープレートのてっぺんに乗せられた『ししとう』とセットで出てくるグレープフルーツジュースです。

店主のこだわりが冒頭の文章でおわかりでしょう。

店主のオギミールさんはこの業界の有名人で、特長はカレーを肴にお酒を楽しむことができる、世にも珍しいカレーバー。また、ランチタイムも行列で、そのキーマカレーは完売必至なので早めに来店することをおススメするほどの人気のカレー屋さんです。

創業は北浜で大阪スパイスカレーの中でも独特の感性で業界をリードされている方です。

スパイスの芸術コロンビア８のキーマカレー

初めてだったのでオススメメニューもどれか解らないのですが、メニューはシンプルなので目に飛び込んで来たキーマを注文。「花火」と言う文字が気になりますが次回に取っておきます。

なんとも言えないスパイスの香りでしょうか！　プレートの上にもこれでもかのスパイスが顔をみせています。それとたっぷりと振りかけられたナッツ類にレーズン。

前を見ると店主のオギミールさんの初めてのお客様への食べ方の張り紙が目に入ります。

当店のキーマカレーはししとうの苦みと合わせています。
まず、ししとうを左手でお持ち頂いて少しずつかじりながらししとうの苦みを口に含んだ状態でカレーと合わせてお召し上がり下さい。
苦みはスイカに振る塩のよーな働きでスパイスの香りをひらいやすくしてくれます。

意外でした！　読んでみるとあまり辛くなそうな感じがします。見た目は激辛なのかと思わせますが、ここが大阪スパイスカレーの持ち味です。

辛さの追求ではなくスパイスの美味さを味わいさすのです。スパイスのハーモニーです。さすがはミュージシャンならではの発想です。

余談ですが大阪スパイスカレーの先駆者たちはミュージシャンの方が多いのです。感性の良さがスパイスの調合に現れています。納得です。

さて、ししとうをかじりながら食べて見ます。

中心に陣取ったししとう

辛さをあなたは想像されると思いますが、意外や意外。スパイスの美味さが伝わって来ます。文章に出来ない味わいです。まろやかで香り豊か、他のトッピング材とマッチした心地良い辛さです。いや、辛いと言う表現は失礼でしょう！

もう一回来たいと思わせる不思議な味です。シャバシャバであっさりと表現したら良いのかわかりませんが、是非行って体験してください。文章では伝えにくい独特の味です。もちろん良い意味ですので！

メニューは非常にシンプルです。基本がキーマカレーに野菜カレーです。その派生系で花火という辛さのましたカレーがあります。

ミックスカレーは大阪独特の「あいがけ」のことで私の大好きな食べ方です。でも、ここへ来たら最初にキーマカレーを選んでください。まずはここからスタートするのがベストなチョイスです。

そして次回にミックス、次に花火が一番のオススメです。

「左手にししとう右手にスプーン」で有名なコロンビア８さんでしたが、店主のオギミールさんのこだわりが評価されミシュランガイドにも2017年から掲載されています。これは凄いことです。

また、スパイスカレーの教科書の表紙の写真も飾り、ついにはS&Bとコラボでレトルトカレーまで発売しました。

一皿の中にアーティスティックなカレーを表現できるオギミールさんはこれからも大阪スパイスカレーを牽引してくれます。一度食べたら病み付きになるキーマカレーを是非食べてみてください。