近年、話題になっているペルー産カカオを使ったBean to BarのブランドNINAの紹介とその製品とお勧めのチョコレートの記事です。NINAはカカオ豆の3大品種のトリニタリオ種のICS95という独自の品種だけでチョコを作っています。
また、マカンボという珍しい材料を使ったチョコも逸品です。最後までお読みください。
この記事でわかる事
ビーントゥバーのNINAについて
NINAが使用しているペルー産カカオについて
NINAの製品一覧
NINAのISCの受賞作品
NINAの一押しチョコは
NINA(ニーナ)とは
インカ帝国の中心地であったとされる南米ペルーはカカオ豆の産地としても注目されています。その国内は海岸・砂漠地帯(COSTA)、熱帯雨林アマゾン地帯(SELVA)、高地山岳地帯(SIERRA)の異なる3つのエリアに分かれます。
それら3つの地域で異なるカカオが栽培されているのもペルーの特徴です。NINAがあるチャスター村は熱帯雨林アマゾン地帯にあります。(SELVA)セルバ地帯は元々カカオが自生していた地域でペルー国内で最も生産量の多い地域です。
NINAはオリバーとラズ夫妻が上質のカカオに魅せられて、アマゾンエリアの先住民族の伝統が残るチャスター村に移住したのが始まりです。アマゾン上流のウワガヤ河流域の小農家からカカオを買い、発酵・乾燥・製品まで一貫して手掛けています。
夫妻のこだわりはトリニタリオ種のICS95という単一品種のみ使用している事です。
発酵施設から農園までは道がなく、ボートで行き来する姿はYouTubeチャンネルでもご覧になれます。
NINAのチョコレート製品
現在オフィシャルページで確認できた製品は9種類で大阪のトモエサヴールで7種類購入可能です。
2019年にトモエサヴールさんに依って日本に紹介され、梅田阪急百貨店バレンタインチョコレート博覧会でデビューしました。
私自身もペルー産カカオに興味があったのでニーナセレクションを買い、印象深かったので記事にすることにしました!
NINA 70%カカオ ダークチョコ
トリニタリオ種ICS95の単一品種のみを使ったダークチョコです。干しぶどうのような甘みとフルーティさが特徴の逸品。2017年にICAのペルー大会で銅賞を受賞したチョコレートです。NINA自身の作品です。
NINA 70%カカオ ウィズ カカオニブ入りチョコ
上記のダークチョコにカカオ豆を砕いたカカオニブ入りのチョコレートです。ニブが入っているのでダークな上にさらにダークに。コリコリとした食感も楽しめる逸品です。お勧めです。
NINA 85%カカオ ダークチョコ
NINAを語るなら是非食べて欲しいチョコレートです。ICS95本来のカカオの味が楽しめます。
2017年ICA世界大会銀賞受賞、ICAアメリカ大会銅賞、ICAペルー大会銀賞と素晴らしい受賞歴です。オリバーとラズ夫妻の情熱の賜物です。
NINA 45%カカオ ウィズマカンボ ココナッツチョコ
これが一番面白いチョコレートです。カカオ45%チョコにカカオの親戚のマカンボとココナッツをペーストして練り込んである製品です。
私のお勧めでまた食したいチョコの一つです。カシューナッツのような風味です。
マカンボとは
アオイ科テオブロマ属の植物でカカオと同じ、テオブロマビコロールとも呼ばれるスーパーフード。別名、幻のカカオとも呼ばれる。栄養価が高い事で知られ中南米に自生する珍しい品種。
上記のチョコレートバー以外にカカオニブとカカオニブカヴォードウィズチョコレートが入荷されています。もちろん、「ニーナセレクション」として4種のミニバー(25g×4)も発売されています。最初はこれが一番お勧めです。その後にあなたの気に入ったバーを買うのが王道です。
これ以外にペルーでは60%カカオや55%カカオウィズミルクが売られています。
それではNINAをまとめてみます。
Tree to Bar NINAのまとめ
NINAのオフィシャルサイトにTree to Barの表記でしたので敢えてBean to Barとは書きませんでした。
創業して数年でICAで受賞するのはさすがです。単一品種にこだわっているところも我々食する側もわかりやすいところです。ペルー産のカカオはフルーティでアフリカ産とはまた違った味わいです。
NINAではもちろん受賞作品の85%カカオのダークチョコを食べて欲しいのですが、私の一押しは45%カカオ マカンボとココナッツ入りチョコです。
マカンボなんて聞いたこともありませんでした。が、これは文章で説明しがたく、トモエサヴールさんで買って食べてみてください。スーパーフードのマカンボと覚えてくださいね。
創業 | 2014年 |
場所 | サンマルティン県チャスター村 |
カカオ豆品種 | トリニタリオ種 ICS95 |
お勧めチョコ | カカオ45% マカンボ&ココナッツ |
トモエサヴールさんはこちら
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